気密性能
2017.08.22
施工物件の気密測定を行っています。
家の中にどれくらい隙間が有るのか?
隙間相当面積(C値)の測定です。
もちろん、数値が小さいほど良好。
当然、机上計算等ではなく、現場実測値なので
その家の施工精度が分かる、
有る意味非常に怖い測定でもあります(笑)
もっとも、日本以外では他の測定方法が主流のようなので、
まあ、一つの指標として考えましょう。
「性能は手段であり、目的ではない」
最近、ちょっと気に入っている言葉。
極端に漏気があると、計画換気もままならず、
ピンポイントで結露、カビの発生もあるので、
現場は気密処理については非常に頑張ります。
弊社は桁上断熱が標準なので、
天井の点検口も通常物と高気密対応の2段付け。
現在施工中の芹田の家は、
一部、勾配天井&登り梁現しの仕様。
この部分の気密処理はむずかしい。
壁~桁上~壁~屋根(勾配天井)~壁と
つながる気密ライン。
しかも、屋根断熱材のスペースと絡み、
梁端部の処理は超難関。
テクニックが問われるところです。
(ちょっと、説明が分かりにくいですね)
結果は、0.25c㎡/㎡。
非常にすばらしい値です。
大工さんをはじめ、現場の努力に脱帽。
ところで、最近ちょっと興味ある事が・・・。
知人、平野氏の現場です。
ハンドカットログ。
豪放な建物に見えますが、
非常に繊細かつ緻密なものを持っています。
このログウォールの気密性能は?
セトリングが進んだ1~2年後。
少なくとも壁については、
かなり良い気密が保たれているはず。
う~ん、ますます気になってきました。
一度、測定してみたいですね-。
by yama